「がん対策推進基本計画(案)」に対する意見の募集について

国のがん対策は「がん対策推進基本計画」に基づいて実施されますが(基本的に、事業等は「計画」に基づいて実施されるものがほとんどです。)、今年度中に現在の「がん対策推進基本計画」(第3期)が見直され、第4期がん対策推進基本計画が策定される予定です。

第4期がん対策推進基本計画は、令和5年(2023年)から令和10年(2028年)年度までの6年間を実行期間としており、期間中の変更もあると言ってはいるものの、要するに計画が策定されると、

これから2029年3月31日までの国のがん対策の基本施策が決定してしまう

ということになります。

逆に言うと、計画に記載されていない事項については、後回しや検討もされないことになりかねません

 

当患者会代表もがん対策推進協議会委員として、計画案の作成に携わっておりますが、より当事者の声が新しい計画に反映され、さらに一歩進んだがん対策が講じられることを切に願っております。

つきましては、このような計画を策定するときには、広く国民に意見を求めることとなっており(パブリックコメント制度)、是非ともパブリックコメントにより、多くのがん患者さんが、日々の生活・治療で感じた率直な意見を厚生労働省に届けていただければと思います。

※ご意見の募集は終了しました。

 

上記、リンクから2023年2月18日23時59分まで、意見を募集しておりますので、「がん対策推進基本計画(案)」をご一読いただき(AYA世代の患者さんにおかれては、ご自身にとって大切な部分だけでも読んでいただければ幸いです。)、貴重なご意見を厚生労働省にお伝えていただければありがたいです。

なお、パブリックコメントで届いた意見は、十分考慮し、反映できるものは意見に基づき計画案を修正することとなっております。

 

がん患者・家族にとっての6年は大変長いです。

1年1年必死で生きています。

この長い6年間を「検討」で終わらせないよう、何とぞよろしくお願いします。