北信がんプロ合同市民公開講座に登壇しました

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2021年12月5日(日)、富山国際会議場で開催された北信がんプロ合同市民公開講座「北信地域におけるがん診療の未来」において、がん患者会側からもパネリストとしての登壇の依頼があり、Colorsから樋口代表が登壇いたしました。

北信がんプロは、北信地域において、がん医療の新たなニーズに対応できる「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」を養成することで、がん医療の一層の推進を目的とし、実施されているプランです。
患者会の意見ががん医療の改善・発展につながればと、富山肺がん患者会ふたばの長代表とともに、日々みなさんから届く声を会場に届けてきました。

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樋口代表からは、小児がんでは就学中にがんに罹患することによる不安や、患者児童・生徒に対する学校間による対応の差をなくし、統一的な対応を望むこと、AYA世代のがんでは就労の問題が常に付きまとうこと、そして妊孕性の問題を抱えており、治療を急ぐあまり説明が十分にされないまま治療に進んでしまう現実などの、医療者側には見えづらいAYA世代が抱えている現状を、医療者、会場・Zoom視聴者に問題提起してまいりました。

北信がんプロ側からも、このような患者会の生の声を聴くことは大事であり、意義があったとの意見もいただき、また妊孕性の温存では、北信地域で足並みをそろえた医療が提供できるよう体制を整えていくとの発言もいただきました。

 

1人1人の患者の声では個別対応となってしまいがちですが、このように患者側の声を集約して届けることで、意見としての力を持ち、医療者を動かす力になりえると実感しました。

今後も、医療者等、声を伝えることができる機会があれば積極的に伝える活動を続けてまいりたいと思います。

 

 

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